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Soul mArk If me

Soul mArk If me

ソールマークイフミー
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道央 SAPPORO
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SOLDIER作詞:Soul mArk If me/作曲:Soul mArk If me

インタビュー

作詞フェス インタビュー(Soul mArk If me/Nothing/橘亜耶/コニシユカ) 

2017.05.22 UP

【オトキタ10周年企画「 第1回 SAPPORO LYRIC FESTIVAL 作詞フェス 其の三」】
2007年からスタートした北海道インディーズプロジェク「オトキタ」は今年で丸10年!記念イヤーの2017年は、様々な企画を計画中!第1弾となる企画は「作詞フェス」!シンガーソングライター「Soul mArk If me(ソウルマークイフミー)」さんが、過去2回開催し好評を博した、【歌詞】に特化したオリジナリティー溢れるイベントを開催します。
全10組の出演者の中から、Soul mArk If meさん、nothingさん、橘亜耶さん、コニシユカさんにインタビュー!


─影響されたアーティスト(ミュージシャン・作詞家など)を教えてください
橘亜耶(以下T) 「ゆず」が影響された1人が「忌野清志郎」さん。好きなアーティストが影響されたアーティストを知りたくなりますよね。「汚れた顔でこんにちは」を聴いた時に言葉の力が“刺さる”っていう感覚になったんです。タイトルの凄さもあるし、歌詞を読み進めていくと励ましてくれているようで、哲学的にも感じられるんです。ポップな曲にのせて明るく歌っていて、明るくて泣けるんですよね。15〜17歳くらいの多感な時に良い感情を経験できたなと思います。時々昔を思い出して聴いたりしていますけど、やっぱりイイなと思いますね。

コニシユカ(以下K) 根っこになっているのは「スピッツ」です。私自身はメッセージ性があっても受け取りやすいような、説教くさくない曲が好きで、そんな隙間を作っていくような歌詞と曲調と声に惹かれたんです。「ロビンソン」を聴くとなぜか青いイメージが沸くんですけど、なぜ音楽で色を感じさせるような事が出来るんだろうって不思議なんですよね。あとは、シンガーソングライターの「新居昭乃」さんの世界観は絵本のようで、架空の事を歌っている感じなんです。こうやって絵本や映画の曲が成立するんだなって学べたんですよね。

Soul mArk If me(以下S) 「スピッツ」の草野さんってどの曲でも同じ声質で歌うんですよね。それがスゴイんです。聴く方の創造力を補填して100%になるんですよね。すごく美学を感じます。

T 「スピッツ」の「スピカ」という曲の中で「幸せは途切れながらも 続くのです」という歌詞があるんですけど、途切れているのに前向きというのがスゴイなと思ったんです。

K 普通は「途切れずに続く」とか言いそうだよね?

一同 (うなずく)

T 途切れても続くっていうのは、現実的で未来を見せてくれるポジティブワードだなと思うんです。ハッとさせられました。

Nothing(以下N) 僕は往年のフォーク世代なので「松山千春」さん「中島みゆき」さん「浜田省吾」さん「長渕剛」さんは中学校くらいまで、高校の頃に「佐野元春」さんと出会ってからは、「こんな詩的な世界があるんだ」と思いましたね。大学時代では詩人の「銀色夏生」さんが大好きで本をずっと読んでいました。今、仕事で農業のフリーペーパーの編集長をしていて、自分でも文章を書くんですけど、歌詞よりも文章のほうが得意なんです。ずっと言葉と戯れているのが好きという感じなんです。

S 当時は「佐野元春」さんは衝撃的という感じだったんですか?70年代は割と剥き出しのメッセージという歌詞ですけど、80年代はスタイリッシュですよね。

N そうですね。メッセージだけじゃなく情景描写とかが歌詞の中にたくさん入っているんです。橘さんの“刺さる”と言えば年代的には「ブルーハーツ」ですね。

一同 あー!!(同意)

N あそこまでストレートに言われたら何にも言えない。

S 彼もノンビブラートで、同じボリュームと同じ声質でフラットで歌うんですよ。それが聴く人に分け隔てなく届ける事が出来るんですよね。過激な事を言っていてもちゃんと届くんです。ちゃんと考えてやっているんだなって思うんですよ。

N 歌の上手い下手じゃなくて、届きやすい声ってありますよね。

S それもすごく大事な能力ですよね。

T 「青空」という歌詞が「ブラウン管の向こう側 カッコつけた騎兵隊が インディアンを打ち倒した」という歌詞だけでブワーっと映像が想像出来てしまうんですよね。たった一行でも想像できてしまうってスゴイですよね。
S 僕は「WANDS」のヴォーカル「上杉昇」さんが全てにおいて一番ピンと来るんです。作詞家としてもいろんな人に提供しているんですけど、何が一番スゴイかと言うと、言葉が自然に頭に入ってくる作詞をする方なんです。僕はこの方の楽曲全てを歌詞を見ないで歌えるんですよ。妻も「WANDS」のファンではないんですけどなぜか歌詞を覚えているんです。特に「世界が終わるまでは…」という曲が好きなんですけど、サビに行くまでにすごく文字数が少ないんですよ。こういうバラードだと、サビに行くまで過程を踏んで徐々に盛り上がっていくんですけど、すごく短い言葉でサビまで行くのにめちゃくちゃストーリーがあるんです。しかも簡単な言葉しか使っていないという所も職人的な感じがしますね。「織田哲朗」さんも「上杉さんが一番スゴイ作詞家だ」といろんなインタビューでおっしゃっているんです。「上杉昇」さんは19歳くらいでデビューしていて、「世界が終わるまでは…」は21歳の時の作品なんですよね。J-POPのラブソングの礎を作った人です。「小室哲哉」さんや「小林武史」さんとかも影響されていると思います。
もうひとりは、洋楽なんですけど「Eagles」の「Don Henley」さん。めちゃくちゃ売れてるのにすごく反社会的な事や権力に抗う事をメッセージしているですよ。「ホテル・カリフォルニア」という一番売れたアルバムの一番最後の曲「The last Resort」がそういった内容なんですよね。僕の作詞マインドも常に攻めていきたいと思っているので「Don Henley」さんはすごく大きいです。


─歌詞を作る時に大切にしている事は
K 頭で思った事より、なんとなく口にしてみたいと思った事を優先させる事です。意味としては違う言葉を入れたほうが良い場合も、他の箇所で辻褄を合わせて意味のあるものにしてしまうんです。先ほどの話でもありましたけど、あまり好きじゃない曲でも歌えちゃうというのは、言葉としてよりも流れとして覚えているんですよね。だから、まずは私の曲をみんなが口ずさむようになって欲しいですね。

N ちなみに、みなさん、歌詞と曲はどちらが先ですか?

K 私は同時ですね。

T 仮歌でなんとなく言った言葉がすんなり歌えた時は、サビにしたほうが良いなと思うので私も同時ですね。

S 昔は100%歌詞からでした。今は同時も曲先も同じくらい、それぞれ3割ずつありますね。でも多分、同時が一番必然性がありますよね。

N 僕も同時が一番良いと思っています。ヴォーカルの松崎が作詞する時に大事にしている事は「ちゃんと、書きたいときに、書きたいことを書く」と言っていて、下りてこない時はいつまで経ってもダメなのですぐに止めちゃうんですよ。だから下りてくる時はメロディーも歌詞も同時の方が一番気持ち良く短時間で書けますよね。出来ればそうしたいですよね。

S プロはそこを求められますよね。締切まで良い曲を書かないと、という。

T 私は伝えたいことが途中でブレないようにする事と、タイトルを決めることが一番大事だと思っているんです。

一同 あ〜、分かる!

K タイトルで曲の中身が入ってこない楽曲はあんまり(笑)。タイトルと歌詞を見て、パズルのように合わせる事が出来ないと厳しいなと思っちゃいます。

T タイトルは一番悩みます。最後に残しておきますね。最初にタイトルがある場合もあるんですけど、そうすると合わせようとして説明になってしまうんです。歌詞を書いてからタイトルを考える時は、問題に対しての「答え」のように付けますね。タイトルがしっくりこないとCD化される前まで、書き換える事もありますね。

N 僕も、ヴォーカルもこだわっているのは、頭の歌い出しとサビの言葉なんですよ。頭が良くなかったらもう聴いてもらえないんです。相当こだわって書いていますね。

S たしかに、僕は詩集を見るときはそれぞれの章の頭ばっかりみますね。

K 私、本を買う時に、最初の1行がダメだったら、もうダメですね(笑)。読むのが苦行になっちゃう。

一同 (爆笑)

S 僕は、歌詞を書く時に出来るだけ反射神経だけで書きたいと思っているんですよね。考えないで書いてても自動的に韻を踏んだり、意味が通っていたりすると最高なんです。すごく書いていた時期はそんな感じだったんですけど、辞書で調べだしたりすると、どんどん文字が腐ってくるんです。それが良くなる時もあるんですけど、基本的にはスピード感を大事にしていきたいです。メロディー、リズム、アレンジと詩のマッチングをどこまでも追求したいんです。ダブルミーニングとか歌詞にトラップをかけるのが好きなんです。普通に読むと普通なんだけど、切る場所を変えると違う意味になっていったり。


─パフォーマンスのこだわりは?
T 別れの曲が続かないようにとかバランスは考えます。言葉は耳に入ってしまうので聴く方の負担にならないようにしています。でも最後に重めの曲で終わるんですけどね(笑)。

S 入り口は広くして段々狭めていく方法は僕もやりますよ(笑)。曲を並べる時に1本の内容になるように組みたてるとか。

N そんな事考えた事ない(笑)。

S 全部違う曲なんですけど、続くようにしていくんですよね。

N 僕らは、ライブハウスの方に楽器の音がヴォーカルを潰さないようにお願いしています。比較的楽器の音を大きめに出すので、歌詞が聞こえない場合もあるんです。それと、良い歌詞だなと思う所は僕がハモりでコーラスを入れていくんです。

K 私は逆にハモりは注意をそらすために使いますね。弾き語りなので、私の声にずっと集中してくれているので、“脇見して良いよ”っていう時に。

S バンドと弾き語りとの違いもありますよね。バンドは違う人でのハモるけど、コニシさんは自分の声だもんね。

N レコーディングとライブでも違うかもしれないしね。


─お互いに質問はありますか?
N 楽曲を作る時は手書きですか?それとも入力?

S 僕は半分ずつになりました。スマホでGmailに打ってからipadで見たり手書きにしてみたりしています。それぞれで違って見えるんですよね。そこで気が付く事があるんです。学生の頃はひたすら付箋とかに書いていたんですけど、社会人になってからは隙間の時間で書けるような工夫をしています。

K 付箋の話が出たので皆さんに聞きたいんですけど、曲と曲を足したりしますか?私はできないタイプなんです。

S ほとんどないですね。書き終えたら推考したものは全部捨てちゃうんですよ。前回の作詞フェスで橘さんの曲に歌詞を書く時はA4用紙60枚くらい書いて悩みましたね。でも使い回そうとは思わないんです。

T 私はノート命で、小さいノートを持ち歩いていてどこでも書くんですよ。電車でも書くのでのぞき込まれたりして(笑)。裏は使わないというのがルール。最近、短歌や自由律詩が面白くて読んでいて、自分が作ったらどうなのかなと想いながら書いています。後で自分で思い出す引き出しにしていて、別の大きなノートに書き写すんです。

K その内容を広げて作品にするんですか?

T そうなんです。頭に浮かぶフレーズはサビになる事が多いので、書くものはAメロBメロになっていきますね。

K 私はスマホなので広げて見られないので、水没したら終わりですよね。その時はその時で諦めます(笑)。頭の中に無い事は書かなくて良いかなと思っているので。

S 僕は高1からノートに書き溜めているんですけど、火事になったら持っていけるように段ボールにまとめてあります(笑)。


─作詞フェスへの意気込み
S 僕が主催して行っていた「作詞フェス」として2回、今回はオトキタさんとのコラボ企画として其の三を開催するという事になり嬉しいです!各出演者のオリジナル演奏の他に、お客さんも参加できる作詞ワークショップ、1つの曲に各出演者&公募した歌詞をつけるコーナー、全出演アーティストからの提供曲の作詞に僕がチャレンジしたり、盛りだくさんな内容です。作詞の公募はHPでしているのでさまざまな方に参加してほしいです!イベントのフライヤーには出演者全員の「好きな歌詞の曲」「好きな作詞家さんは?」が載っているんですけど、コレだけ見ても新しい発見があって楽しいですよ。

K みなさんのルーツが分かりますよね。

T お客さんも一緒のワークショップがあるので、ワクワクドキドキですね。ただのお客さんじゃないんですよ。「北海道テーマソング」を一緒に作っていくメンバーのひとりなんです。みんな団結できるんじゃないかなと思います。

K このイベントに参加すると、曲を聴いていただけでは分からなかった事が、分かってくるんじゃないかと思います。全歌詞がモニターに投影されるのでそこも注目してほしいです。

N 僕が課題曲の作詞を担当する事になりました。普段、バンドの中では作詞作曲権がないので頑張ります(笑)!前回の作詞フェスは最初から最後まで皆さん参加してくれたんですよ。それだけ注目して楽しんでくれていたと思うので、今回も同じ様に場の空気を作っていけたらなと思います。

S 今の音楽シーンは、リズムやアレンジやノリ、アイドル性などが重視されていて、歌詞に注目される事が、この15年くらい少なくなってきたように感じます。作り手も聞き手も作詞をもっと楽しむ為に、いろんな観点をもてたら良いですね。自分自身は歌詞にこだわって活動しているので、北海道に居るからこそ書ける歌詞を日本中世界中に発信して「北海道のスケール感のある作詞ってスゴいな」と言われるような土壌作りをこの作詞フェスで出来たらと思ってチャレンジしています。当日はぜひ遊びに来てください!
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