北海道のインディーズアーティスト×映像クリエイター「MUSIC VIDEO制作プロジェクト」

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SAPPORO CREATORS FILE

北海道シェアNo1求人情報誌「アルキタ」に掲載された「SAPPORO CREATORS FILE」をオトキタWebでも公開!
SAPPORO CREATORS FILEは、MUSIC VIDEO制作プロジェクトに参加のクリエイターへスポットを当てた「インタビュー特別版」です!
(vol.1〜vol.5は「PV制作プロジェクト(2010年)」の参加クリエイターです。)

【vol.6】studioREBARD - 芳井 勇気さん(MUSIC VIDEO制作プロジェクト クリエイター)

“実写”でファンタジーが撮れる 北海道という舞台

芳井さんが作る映像には、現実とは思えない幻想的な光景が度々登場する。朽ちた切り株が点在する荒涼とした砂浜や森の中にひっそりと佇む廃屋など。思わず食い入るように見つめてしまうが、聞けばそれらはいずれも北海道内で撮影されたものだというから、余計に驚かされる。「道なき道を分け入って、やっとの思いで見つけ出したロケ地です」と芳井さんは笑顔で話す。

映像の世界に関わりを持ったのは高校時代。放送部(「報道局」という名称だった)に入った芳井さんは、そこで初めて本格的な編集機材に触れた。映像を自由自在に繋ぎ合わせることに面白味を見出すと、もっと良い映像をと欲が出てくる。おのずとカメラを手にし積極的に撮影を行うようになった。

進学した立命館大学では映画サークルに所属。先輩たちと共に映画の撮影現場で働く機会を得た。それからはさまざまな人たちとの出会いに恵まれ、ドラマ、CM、PVなどといった映像の現場から誘いの声がかかるようになった。「あちこちの現場に出向いては、ひたすら映像を作り続けた4年間でした」と振り返る。大学卒業後はフリーの映像作家となり、学生時代同様、さまざまな作品に携わりながらプロのノウハウを吸収していった。

転機が訪れたのは2005年。「次第に自分の作品を撮りたいという欲求が高まってきて、最初に相談したのが東京で映像の仕事に携わっていた高校の報道局の仲間だったんです」。話は次第にロケ地に及び、頭に思い浮かんだのは、やはり、ふるさとである北海道。芳井さんの代表作のひとつ「リアの島」はこうして産声を上げた。

「リアの島」公開後に北海道に拠点を移し、studioREBARDとして本格的に創作活動を展開した芳井さん。昨年は映画「夢見る人形と星屑の旅を」を公開し、第5回札幌国際短編映画祭の「北海道セレクション」にもノミネートされ話題を集めた。

「僕の作品のベースにあるのはファンタジーです。その舞台となる空想世界のような映像を実写で撮影できるのが、ここ北海道。作品づくりを通じて北海道の新しい魅力も発信できればと思う」

次に芳井さんが見せてくれるのはいったいどんな光景なのか、ぜひとも注目したい。

今回紹介した芳井 勇気さんもオトキタMUSIC VIDEO制作プロジェクトで、minami.のMUSIC VIDEOを制作。
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